Ethernet HATのロングピンソケット取り付け

コンピュータ、組み込み

WiznetのEthernet-HATにロングピンのソケットを取り付けます。

やること

WiznetのEthernet-HATにロングピンのソケットを取り付けます。
左がピンソケットを取り付けたEthenetHATにRaspberry Pi Picoを合体させたものです。
右がpich-ETH-CH9121とRaspberry Pi Picoを合体させたものです。

Ethernet-HATに通常のピンソケットを取り付けるとRaspberry Pi Picoと合体した時に納まりはいいのですが、ほかにGPIOピンが使用できなくなってしまいます。

pico-ETH-CH9121のようにロングピンを使って、Raspberry Pi Picoと合体したあともGPIOが使用できる状態にします。

準備

使うもの

画像名称用途
Ethernet HAT主役
ピンソケット付け替える部品
2.54mmピッチ 20ピンを2本
※pinの太さにも注意
半田半田作業
半田ごて半田作業
ハンドルータ
+切断碇石
ソケットの切断
面取り
ピンの切断
ブレッドボード基板の固定

エアダスターで基板の清掃と、キムワイプで机上の清掃をします。

加工手順

ピンソケットの切断

使用するピンソケットは20ピンですが、それよりピン数が多い場合は切断して使用します。
ピンソケットにはセパレートで折って使えるタイプがあります。
今回は切断して使用します。
ピンソケットを切断する場合、1ピン分は切断のために消費されます。

ルータを使った切断や研磨の作業では粉塵や破片が飛び散ります。
保護メガネや防塵マスクなどの対策をして作業をしてください。

当方は保護メガネが邪魔なので、アクリル板で遮蔽して作業しています。
マスクはしていますが、粉塵もアクリルで囲われた空間に溜まっています。

こちらは作業後の様子ですが、結構な樹脂粉があります。
囲いの板にも付着しています。

ルータで1mm程度の切れ込みを入れたあと、へし折れば簡単に切断できます。
切断後の表面はざらざらなので、切断碇石の表面で研磨して面取り作業をします。

ピンソケットの樹脂を取り外します。
カッターを使います。
刃物の防塵手袋などで対策をして作業してください。
少し力のいる作業なので、刃物が滑って怪我をしないように気を付けてください。
この樹脂はつけたままでも作業はできますが、当方はソケットの高さが変わるので外しました。

ピンソケットの取り付けとカット

ロングピンのソケットを取り付けます。
ピンソケットの取り付け同様ピン側をはんだ付けします。

普段使いのピンヘッダと同じ長さであればそのままでいいです。
ピンが長い場合はルータで切断します。

作業後はエアダスターで金属粉を清掃します。

画像の左がピンカット前。
このままでもいいですが、ブレッドボードに挿した時に高さが出てしまうのでルータで切断しました。
切断時はピンに対して垂直に切断しますが、切断後はピン1本ずつ面取りすることでブレッドボードへの挿さりがよくなります。

EthernetHATのスケッチとその他のEthernetモジュール

WIZnet Ethernet HATのサンプル記事はこちらです。

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