RaspberryPi PicoでフレキシブルLEDを使う

コンピュータ、組み込み

鮮やかに発光するFlexible LEDを入手しました。
マイクロLEDをライン上に配置してあり、自由に曲げて発光させることができます。
Arduino環境のRaspberry Pi Picoを使って制御します。

今回紹介するもの

Flexible LED(300mm)

特徴

マイクロLEDを数十個ライン上に配置して点灯させるLEDです。
通電することで一度に全点灯します(個別点灯の制御はできません)
自由に曲げて発光させることができます。(伸縮はしません)

電源3V
サイズφ1.8mm x 300mm

300mmを紹介していますが、ストアによっては約20mm~40mmの短いものもありました。

今回はAli Expressから購入していますが、国内では秋月さんから購入できます。
秋月電機通商 

外観

発光する色により外観色が違いますが、

端子に穴のある方がAnodeのようです。

全周均等に発光するわけではなく、発光面があるようです。
発光面がわかるようにねじりを加えて撮影しています。
光量は可変抵抗で調整しています。
画像左側の白い点々が発光しているマイクロLED、右側は配線のパターンのようなものが見えています。


発光前と発光後の外観を掲載します。
発光色ごとに外観色が違いますが、この外観色から発光した時の色は想像できません。
色味には撮影の方法や個人の感じ方により差異があるので、主観で書いています。

黄色が存在するようですが、②の黄緑が黄色なのでしょうか。
⑤の赤も少し黄色がかっているので、朱色に近いと感じます。

伸縮はできません。
曲率の仕様記載はありませんでしたが、R=5mm程度であれば発光しました。

使用感

とても明るく発光します。
机の上の小物の装飾や、自作ゲーム機などの演出に使えそうです。
5V印加の点灯では眩惑されるので直視しないよう注意してください。

製品はコシやハリがないので製品単体で曲げ状態を維持することができません。
外装はシリコンでコーティングされているので、手にしたときに吸着感があります。

消費電流が大きいのでマイコンから複数本制御をするには別電源を用意するなど工夫が必要です。

簡単イルミネーションをする記事

準備

使うもの

画像名称、型番用途
Flexible LED光ってもらいます。
Raspberry Pi PicoFlexible LEDを発光制御します。
無くても動作確認できます。
ブレッドボード配線します
USB電源モジュールUSBから電源を取り出します。
降圧モジュールUSB電源モジュールから取り出した5Vを3.3Vに降圧します。
ジャンパワイヤ数本
オス-メス
配線します

使い方

発光させる

説明

Flexible LEDを発光させます。
USB電源モジュールの5Vを降圧モジュールで3.3Vにして印加します。

配線

結果

1本点灯させました。
3Vを直接印加しているのでかなり明るいです。
直視して眩惑されないよう注意してください。

外観の説明でもありましたが、全周発光ではないので発光面との違いが確認できると思います。

実験

発光時の消費電流を図ってみました。
電流系にはKEWEISI製 KWS-MX18Lを使用します。

実験で3Vを取り出すために XIAO RP2040を使用していますが、「発光させる」で使用した回路で十分です。(スケッチは使用しません)

結果

点灯前後の電流値の差は約450mA。
複数本をマイコン制御で同時に発光させる場合、電源を別で用意した方がよさそうです。

Raspberry Pi Picoを使う

説明

Raspberry Pi PicoのGPIOから発光させます。
複数本接続し、1本ずつ順番に点灯と消灯をします。

配線

スケッチ

/**********************************************************************
【ライセンスについて】
Copyright(c) 2022 by tamanegi
Released under the MIT license
'http://tamanegi.digick.jp/about-licence/

【マイコン基板】
Raspberry Pi Pico

【スケッチの説明】
1chずつの点灯と消灯をGPIO0~6まで繰り返します。

【ライブラリ】
Raspberry Pi Pico/RP2040 > Raspberry Pi Pico

【準備】
Raspberry Pi Pico
GPIO0 -> FlexibleLED -> GND
GPIO1 -> FlexibleLED -> GND
GPIO2 -> FlexibleLED -> GND
GPIO3 -> FlexibleLED -> GND
GPIO4 -> FlexibleLED -> GND
GPIO5 -> FlexibleLED -> GND
GPIO6 -> FlexibleLED -> GND

【バージョン情報】
2023/7/15 : 新規
**********************************************************************/

//GPIO0 ~ 6を使用する。
char Tbl_PIN[] = {0, 1, 2, 3, 4, 5, 6};

void setup()
{
  //必要なピン数をまとめて設定
  for(int i = 0; i < sizeof(Tbl_PIN); i ++)
  {
    pinMode(Tbl_PIN[i], OUTPUT);
  }
}

void loop()
{
  for(int i = 0; i < sizeof(Tbl_PIN); i ++)
  {
    //点灯後はウエイトで待機。消灯したらすぐに次のLEDの点灯を行うため消灯後のウエイトは無い。
    digitalWrite(Tbl_PIN[i], HIGH);
    delay(100);
    digitalWrite(Tbl_PIN[i], LOW);
  }
}

結果

レインボーな装飾になりました。

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