RaspberryPi PicoとダイソーテープLEDでお手軽イルミネーション＜電子工作＞

ダイソーで販売しているテープLEDを入手しました。
電子工作の材料としてRaspberry Pi Picoで制御してみます。

今回紹介するもの
準備
使い方

今回紹介するもの

Tape LED

特徴

USBコネクタがついているので、スマートフォンの充電に使うアダプタに接続すると発光します。
ハサミでカット位置で切断することで任意の長さに調整できます。
（切断は電源に接続していない状態で行ってください）

電源	5V
サイズ	1m または 2m
LED間隔	約33mm
LED個数	30個/1m 60個/m
発光色	白, 暖白, 桃, 青
価格	330円 / 1m 550円 / 2m

マイコンを使っての制御では３V電源で点灯しました。

外観

充電専用のUSBケーブル(電源のみ）で接続され、ボビンにまかれています。
LEDの裏面は両面テープに保護紙が付いています。

4色販売されていました。
それぞれを点灯させるとこのように発色します。
電源は3Vを供給しています。

USBから電源の場合５Vを供給することになります。
３Vを使用すると若干暗くなりました。
白のテープLEDにを使い比べました。
上が5V, したが3Vです。

使用感

買ってきてUSBの充電アダプタに挿すだけで発光します。
そのまま使えばただの照明になりますが、ここで紹介するようにマイコン制御をすることでちょっとしたデコレーションをすることができます。

今回マイコンの３Vを使用しているため発光しますが５Vに比べると暗いです。
５Vで使用しても部屋の照明になるほどの明るさは無いため、間接照明やインテリアのデコレーションであれば十分だと思います。

電子工作で売られているテープLEDと比べると、LEDの間隔は広いと感じますがこの辺りは好みもあると思います。

近所のダイソーで販売されているので入手の手間はかかりませんが、在庫状況は店舗の管理に依るところですが、白、ウォーム（暖色）、青はどのダイソーにもありましたが、赤（ピンク）は近隣５店舗目で発見しました。

RaspberryPi PicoのPWMを使ってゆっくり点灯、ゆっくり消灯をしただけでもきれいなイルミネーションができます。
他にもマイコンと赤外線センサーを使って、リモコンでOFF/ON制御など簡単にいろいろなアレンジができそうです。

鮮やかな発光をする部品やモジュールの記事

RaspberryPi PicoでフレキシブルLEDを使う

鮮やかに発光するFlexible LEDを入手しました。マイクロLEDをライン上に配置してあり、自由に曲げて発光させることができます。 Arduino環境のRaspberry Pi Picoを使って制御します。

WS2812B　NeoPixelを使ってみた

鮮やかに発光するNeoPixelのマトリクスボードを入手しました。 GPIO1本と簡単な命令で多くのLEDを個別に鮮やかな制御ができるのが魅力です。砲弾型、サークル型、ライン型、マトリクス型、大小さまざまな形状があり順次簡単な使い方とともに紹介します。

Arduino環境でPico-RGB-LED(WS2812)を使う　

Raspberry Pi Picoと合体して使用するWS2812マトリクスボードを使ってみます。 Raspberry Pi Pico のピン配置で合体できるように設計されていますが、単体でも使用できます。

準備

使うもの

画像	名称、型番	用途
	Flexible LED	光ってもらいます。
	Raspberry Pi Pico	Flexible LEDを発光制御します。無くても動作確認できます。
	ブレッドボード	配線します
–	ジャンパワイヤ数本	配線、加工します

加工

電子工作で使用できるようにUSBコネクタを切り離して、ジャンパワイヤに換装します。

１．赤点線箇所で切断します。
切断後はテープLEDからジャケットを取り外します。

２．ジャンパワイヤを切断し、テープLEDにはんだ付けします。
太めの熱収縮チューブがあれば保護してください。

反対側のコネクタがオスまたはメスにするかは、どのように使用するかで決めてください。
テープLEDの外観から発色の色がわからないため、ワイヤーの色をLEDの発色と同じ色にしています。
（GNDは黒を使いたかったのですが、ワイヤー不足で灰色を使っています）

使い方

RaspberryPi Picoを使ったイルミネーション

説明

Raspberry Pi PicoのPWM制御を使ってゆっくり点灯ゆっくり消灯をします。

今回４本のてーぷLEDを順番に点灯と消灯をしています。
常時２本は点灯し、３本目が点灯すると、１本消灯するスケッチです。

配線

使用する色や順番はお好みで。

スケッチ

テープLED　イルミネーション


void FadeOut(const long pin);
void FadeIn(const long pin);

void setup() {
  // put your setup code here, to run once:

  pinMode(0, OUTPUT);
  pinMode(1, OUTPUT);
  pinMode(2, OUTPUT);
  pinMode(3, OUTPUT);
  FadeIn(0);
  FadeIn(1);

}

void loop() {
  // put your main code here, to run repeatedly:

  FadeIn(2);
  FadeOut(0);
  FadeIn(3);
  FadeOut(1);
  FadeIn(0);
  FadeOut(2);
  FadeIn(1);
  FadeOut(3);

}

void FadeIn(const long pin)
{
  for(int i = 0; i < 256; i ++)
  {
    analogWrite(pin, i);
    delay(2);    
  }
}

void FadeOut(const long pin)
{
  for(int i = 0; i < 256; i ++)
  {
    analogWrite(pin, 255 - i);
    delay(2);    
  }
}

結果

4本のテープLEDが順番に点灯、消灯をしました。
イルミネーションとして十分綺麗に見えます。

白
暖色
青
桃