Cytron MAKER NANO RP2040

コンピュータ、組み込み

Cytron MAKER NANO RP2040 を入手しました。
音と光で楽しめるにぎやかなボードを紹介します。

紹介するもの

Cytron MAKER NANO RP2040

特徴
CPURP2040 ARM Cortex M0+ 133MHz
接続Micro B
USB1.1 ホスト/デバイス両対応
MemorySRAM 264KB
フラッシュメモリ 2MB
ロジックレベル3.3V
GPIO22 (ブレッドボード上で使用できるピン数)
PWM22 (8bit 0 ~ 255)
ADC4 (10bit 0 ~ 1023)
UART2
I2C2
SPI2
その他リセットボタン
ユーザボタン (1, GPIO20)
電源OFF/ONスライドスイッチ
LED(14) GPIO連動
WS2812 (2)
Qwiic コネクタ (2)
圧電ブザー

ピン配置

外観

400穴ブレッドボードでは左右3列と2列ずつ使用することができます。
Arduino nanoとピン数や左右のピン幅を同じですが、基板自体に幅があるのでブレッドボードの3列と2列を自由には使いにくい。

使ってみて

電源を入れるだけで光と音で楽しませてくれるボードです。
何か出力するたびに光るので何かを作りたい気持ちにさせてくれる。
実験用途としても大量のLEDがGPIOと連動しているので、信号の確認や配線間違いなども気が付きやすいのではないでしょうか。

Qwiicコネクタもついているので、I2CのOLEDを接続すれば簡単な表示や音を使ったゲームやガジェットなどもお手軽に準備ができてしまいます。

準備

基板の初期化

1.MAKER NANO RP2040のBOOT SELボタンを押しながら、USBケーブルをパソコンに接続します。

2.パソコンの画面では、MAKER NANO RP2040をストレージとして認識します。

3.UF2ファイルを以下のサイトからダウンロードします。

circuit python UF2 Download

4.ダウンロードしたファイル[adafruit-circuitpython-raspberry_pi_pico-ja-7.3.0.uf2]※をストレージ認識したMAKER NANO RP2040 にドラッグ&ドロップする。

以上の作業でMAKER NANO RP2040はCOM認識されます。

今回ダウンロードしたuf2ファイルは、保存しておいてください。
MAKER NANO RP2040を初期化したいとき(今何のファームウエアが書かれているかわからなくなったとき)には、BOOTSELボタンを押しながら再起動することで、やり直しができます。

※2022/Jun 時点ではVersion 7.3.0

ライブラリ

ボードライブラリ

Arduino IDEのボードマネージャからRaspberry Pi Pico Purple用のライブラリのインストールとボードの選択をします。

追加のボードマネージャのURLhttps://github.com/earlephilhower/arduino-pico/releases/download/global/package_rp2040_index.json
検索RP2040
ボードライブラリRaspberry Pi RP2040 Boards(x.x.x)※
選択するボードRaspberry Pi RP2040 Boards(x.x.x) > Generic RP2040
※動作確認はバージョン 2.0.3です

モジュールライブラリ

モジュールを使用しない場合インストールの必要はありません。

機能/モジュールライブラリ名検索確認時のバージョン
SSD1306Adafruit SSD1306 by AdafruitSSD13062.5.1
ST7735Adafruit ST7735 and ST7789
Library by Adafruit
ST77351.9.3
関連
SSD1306
ST7735
Adafruit GFX Library by AdafruitGFX1.11.3

基本スケッチ

タクトスイッチとLED点灯

説明

タクトボタンとLEDの組み合わせの動作をします。

タクトボタンはPULLDOWN設定します。(押下したらHIGH)
タクトボタンを読み取り、押下されるとLEDが点灯します。
ボタンが離されるとLEDは消灯します。

スケッチ
/**********************************************************************
【ライセンスについて】
Copyright(c) 2022 by tamanegi
Released under the MIT license
'http://tamanegi.digick.jp/about-licence/

【マイコン基板】
Cytron MAKER NANO RP2040

【スケッチの説明】
プルダウンしたピンの状態がHighならLEDを点灯、LowならLEDを消灯させます。
実装ユーザボタンではプルアップでしか使えないようなので、押下状態を反転させてLEDの点灯と消灯を行う。

【ライブラリ】
Raspberry Pi Pico / RP2040 > Generic RP2040

【準備】
LEDは基板実装LED(GPIO0)を使用します。
ボタンは基板実装ボタン(GPIO20)を使用します。
 
【バージョン情報】
2023/1/14 : 新規
**********************************************************************/


#define LED 0        //基板実装LED
#define BUTTON 20    //タクトスイッチ

void setup()
{
  pinMode(LED, OUTPUT);               //ピン出力設定
  pinMode(BUTTON, INPUT_PULLUP);      //ユーザボタンはプルアップ動作のみのようなので、PULLUPにする。
}

void loop()
{
  int iStat = digitalRead(BUTTON);    //LOW  = ボタン押下, HIGH = ボタン解放
  digitalWrite(LED, !iStat);          //押下で点灯させたいので、反転させる
}
結果

ボタンを押下することでLEDが点灯しました。
ボタンを離すとLEDは消灯しました。

PWM

説明

PWMを使ってLEDのフェード点灯(ゆっくり点灯させる)を行います。

スケッチ
/**********************************************************************
【ライセンスについて】
Copyright(c) 2022 by tamanegi
Released under the MIT license
'http://tamanegi.digick.jp/about-licence/

【マイコン基板】
Cytron MAKER NANO RP2040

【スケッチの説明】
PWM出力でのフェード点灯(ゆっくり点灯)とフェード消灯(ゆっくり消灯)を行います。
LEDがたくさんついているのでたくさんフェード点灯消灯します。

対象のGPIO番号はテーブル化して繰り返し文でまとめて処理します。

【ライブラリ】
Raspberry Pi Pico/RP2040 > Generic RP2040

【準備】
実装LEDを使用します。

【バージョン情報】
2023/1/14 : 新規
**********************************************************************/

char TblGPIO[] = {0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 17, 19, 16};      //PWMを使用するLED

void setup()
{
  int Count = sizeof(TblGPIO);

  //GPIOテーブルをまとめて初期化
  for (int i = 0; i < Count; i ++)
  {
    pinMode(TblGPIO[i] , OUTPUT);
  }
}

void loop()
{
  int Count = sizeof(TblGPIO);

  //ゆっくり点灯側
  for(int i = 0; i < 256; i ++)
  {
    //GPIOのテーブル用繰り返し
    for (int c = 0; c < Count; c ++)
    {
      analogWrite(TblGPIO[c] , i);
    }

      //テーブルがすべて変更してからウエイト
      delay(2);
  }

  //ゆっくり消灯側
  for(int i = 0; i < 256; i ++)
  {
    //GPIOのテーブル用繰り返し
    for (int c = 0; c < Count; c ++)
    {
      analogWrite(TblGPIO[c], 255 - i);
    }
    //テーブルがすべて変更してからウエイト
    delay(2);
  }
}
結果

LEDがゆっくり点灯、ゆっくり消灯しました。

ADC

説明

ADCに入力された電圧を読み取りCOMに出力します。

電圧の入力にLOLIN32 Liteを使用します。
0~255(約3.3V) まで2msごとに1ずつ上昇し、255(約3.3V)~0までを2msごとに1ずつ下降する設定を繰り返します。

配線
MAKER NANO RP2040配線LOLIN32 Lite
GPIO28(ADC)GPIO26(DAC)
GNDGND
スケッチ
/**********************************************************************
【ライセンスについて】
Copyright(c) 2022 by tamanegi
Released under the MIT license
'http://tamanegi.digick.jp/about-licence/

【マイコン基板】
Cytron MAKER NANO RP2040

【スケッチの説明】
入力された電圧を読み取ります。

【ライブラリ】
 Raspberry Pi Pico/RP2040 > Generic RP2040

【準備】
Cytron MAKER NANO RP2040 <-> LOLIN32 Lite
GPIO28(ADC)       <-> GPIO26(DAC)
GND               <-> GND

【バージョン情報】
2023/1/14 : 新規
**********************************************************************/

#define ADC 28

void setup()
{
  Serial.begin(115200);
  pinMode(ADC, INPUT);
}

void loop()
{
  int iADC = 0;

  //外部から入力された電圧を読み取り、結果をCOMに出力します。
  iADC = analogRead(ADC);
  Serial.printf("(ADC) = %d\r\n", iADC);
  delay(2);
}
結果

結果のグラフは他のRP2040搭載基板から引用していますが同等の読み取り結果が得られます。
電圧の変化は0V -> 3.3Vまでを約500msで上昇し、3.3V -> 0Vまで約500msで下降します。

電圧と読み取り値の同期はできていませんが、参考程度に入力電圧を添付します。

UART

説明

UART0から読み取ったデータをUART1に送信します。
UART1から読み取ったデータをUART0に送信します。

配線
MAKER NANO RP2040 配線FT232RL(1)配線FT232RL(2)
GP0(UART0 TX)RX
GP1(UART0 RX)TX
GP4(UART1 TX)RX
GP5(UART1 RX)TX
スケッチ
/**********************************************************************
【ライセンスについて】
Copyright(c) 2022 by tamanegi
Released under the MIT license
'http://tamanegi.digick.jp/about-licence/

【マイコン基板】
Cytron MAKER NANO RP2040

【スケッチの説明】
UART0 と UART1の通信をします。

UART0から受信した内容をUART1へ送信します。
UART1から受信した内容をUART0へ送信します。

【ライブラリ】
Raspberry Pi Pico/RP2040 > Generic RP2040


【準備】
UARTの送受信にFT232RLを使用します。
FT232RLはUART0用と、UART1用の2個使います。それぞれを(1), (2)と識別します。

Raspberry Pi Pico Purple version <-> FT232RL(1)
GPIO0 (UART0 TX) <-> RX
GP1O1 (UART0 RX) <-> TX

Raspberry Pi Pico Purple version <-> FT232RL(2)
GPIO4 (UART1 TX) <-> RX
GPIO5 (UART1 RX) <-> TX

【バージョン情報】
2023/1/14 : 新規
**********************************************************************/

void setup()
{
  //Serial は USB(COM)を使ったシリアル通信用オブジェクト
  //Serial1は UART0の通信オブジェクト
  //Serial2は UART1の通信オブジェクト

  Serial1.setTX(0);            //UART0はSerial1オブジェクトを使用します。
  Serial1.setRX(1);             //デフォルトではTX = 0, RX = 1

  Serial2.setTX(4);
  Serial2.setRX(5);

  Serial1.begin(115200);                 //SerialオブジェクトはUART0 (COM)
  Serial2.begin(115200);                //Serial1オブジェクトはUART1
}

void loop()
{
  if(Serial2.available() != 0)          //UART1にデータがあれば、読み取った内容をUART0に送信
  {
      Serial1.write(Serial2.read());
  }

  if(Serial1.available() != 0)           //UART0にデータがあれば、読み取った内容をUART1に送信
  {
      Serial2.write(Serial1.read());
  }
}
結果

結果はTeratermを2つ起動して確認します。
1つはUART0 用で、もう一つはUART1用です。
結果は省略します。

UART0用のTeratermに入力された文字は、UART1用のTeraterm画面に表示されます。
UART1用のTeratermに入力された文字は、UART0用のTeraterm画面に表示されます。

I2C(SSD1306)

説明(I2C0 GPIOピンを使用)

I2Cを使ってSSD1306(OLED 0.96inch)モニタのサンプルを動作させます。
MAKER NANO RP2040ではI2Cが2系統あります。
2系統のI2CはGPIOからの利用以外にQwiicが2ポート搭載されていてUSBコネクタを上方にしたときに右側がI2C0, 左側がI2C1として使用できます。
ピン番号、図解はピン配置表を参照してください。

掲載以外の図形表示などのサンプルは以下のサンプルを参照してください。
ファイル(F) > スケッチ例 > Adafruit SSD1306 > ssd1306_128x64_i2c

配線(I2C0 GPIOピンを使用)

本サンプルはI2C0を使用します。
配線は以下の表のとおりです。

MAKER NANO RP2040配線SSD1306(0.96inch)
3.3VVCC
GNDGND
GP1(I2C0 SCL)SCL
GP0(I2C0 SDA)SDA
スケッチ(I2C0 GPIOピンを使用)
/**********************************************************************
【ライセンスについて】
Copyright(c) 2022 by tamanegi
Released under the MIT license
'http://tamanegi.digick.jp/about-licence/

【マイコン基板】
Cytron MAKER NANO RP2040
【スケッチの説明】
SSD1306 OLEDの制御をします。
I2Cは I2C0とI2C1のどちらのサンプルも掲載しますが、
I2C1側はコメントアウトしますので、状況に応じてコメントを外してください。
※コメント検索 [I2C1の場合]

【ライブラリ】
Raspberry Pi Pico / RP2040 > Generic RP2040

【準備】
マイコン基板 <-> SSD1306
3V3           <-> VCC
GND           <-> GND
GP0(I2C0 SDA) <-> SDA
GP1(I2C0 SCL) <-> SCL

I2C1の場合
3V3           <-> VCC
GND           <-> GND
GP2(I2C1 SDA) <-> SDA
GP3(I2C1 SCL) <-> SCL

【バージョン情報】
2023/1/14 : 新規
**********************************************************************/
//W5100S-EVB-Pico
//I2C0 SDA に設定可能なピン : (0), 4, 8, 12, 16
//I2C0 SCL に設定可能なピン : (1), 5, 9, 13, 17
//I2C1 SDA に設定可能なピン : 2, 6, 14, 18, (26)
//I2C1 SCL に設定可能なピン : 3, 7, 15, 19, (27)
//()内のピンは、Qwiicと共通。基板をUSBを上方にした状態でI2C0は右側、I2C1は左側

#include <Wire.h>
#include <Adafruit_GFX.h>
#include <Adafruit_SSD1306.h>


#define PIN0_SDA 0
#define PIN0_SCL 1
#define PIN1_SDA 2
#define PIN1_SCL 3

#define SCREEN_WIDTH 128                //解像度 128 x 64 で使用します。
#define SCREEN_HEIGHT 64                //SCREEN_HEIGHTは 32 に設定することができます。

#define OLED_RESET     -1               //使用しないので -1を設定する。
#define SCREEN_ADDRESS 0x3C             //I2Cアドレスは 0x3C

Adafruit_SSD1306 display(SCREEN_WIDTH, SCREEN_HEIGHT, &Wire, OLED_RESET);     //I2C0の場合
//Adafruit_SSD1306 display(SCREEN_WIDTH, SCREEN_HEIGHT, &Wire1, OLED_RESET);     //I2C1の場合

                                        
void setup()
{
  
  // //I2C0の場合
  Wire.setSDA(PIN0_SDA);
  Wire.setSCL(PIN0_SCL);

  //I2C1の場合
  // Wire1.setSDA(PIN1_SDA);
  // Wire1.setSCL(PIN1_SCL);

  if(!display.begin(SSD1306_SWITCHCAPVCC, SCREEN_ADDRESS)) {
    for(;;);
  }

  display.clearDisplay();               //何か表示されている場合に備えて表示クリア

  display.setTextSize(2);               //フォントサイズは2(番目に小さい)
  display.setTextColor(SSD1306_WHITE);  //色指定はできないが必要
  display.setCursor(20, 0);            //テキストの表示開始位置
  display.print(F("TAMANEGI"));         //表示文字列
  display.setCursor(15, 25);
  display.print(F("OLED 0.96"));
  display.setCursor(25, 45);
  display.print(F("SSD1306"));
  

  display.display();                    //バッファ転送(表示)
}

void loop()
{
}
結果(I2C0 GPIOピンを使用)

SSD1306のサンプルスケッチが動作しました。

説明(I2C0 GPIOピンとQwiicを使用)

I2C0のGPIOピンとQwiicのI2C0側を使ってOLEDをダブルモニタで表示します。
QwiicのI2C0側のGPIOピン番号はSDAはGPIO0, SCLはGPIO1です。
「I2C0 GPIOピンを使用」のピン配置に、Qwiicのは配線を追加します。
※OLEDをI2C0で2個制御するために、I2Cアドレスの異なるOLEDを用意します。
SSD1306 OLEDのI2Cアドレスの変更方法はこちらです。

配線(I2C0 GPIOピンとQwiicを使用)

本サンプルはI2C0を使用します。

MAKER NANO RP2040配線SSD1306(3c)配線SSD1306(3d)
3.3VVCC
GNDGND
GP1(I2C0 SCL)SCL
GP0(I2C0 SDA)SDA
Qwiic(I2C0側)VCC
Qwiic(I2C0側)GND
Qwiic(I2C0側)SDA
Qwiic(I2C0側)SCL
スケッチ(I2C0 GPIOピンを使用)
/**********************************************************************
【ライセンスについて】
Copyright(c) 2022 by tamanegi
Released under the MIT license
'http://tamanegi.digick.jp/about-licence/

【マイコン基板】
RP2040搭載基板で利用できます。
WizFI360-EVB-Pico

【スケッチの説明】
SSD1306 OLEDの制御をします。
I2Cは I2C0とI2C1のどちらのサンプルも掲載しますが、
I2C1側はコメントアウトしますので、状況に応じてコメントを外してください。
※コメント検索 [I2C1の場合]

【ライブラリ】
Raspberry Pi Pico / RP2040 > WIZnet WizFi360-EVB-Pico

【準備】
マイコン基板 <-> SSD1306
3V3           <-> VCC
GND           <-> GND
GP0(I2C0 SDA) <-> SDA
GP1(I2C0 SCL) <-> SCL

I2C1の場合
3V3           <-> VCC
GND           <-> GND
GP2(I2C1 SDA) <-> SDA
GP3(I2C1 SCL) <-> SCL

【バージョン情報】
2023/1/14 : 新規
**********************************************************************/
//W5100S-EVB-Pico
//I2C0 SDA に設定可能なピン : (0), 4, 8, 12, 16
//I2C0 SCL に設定可能なピン : (1), 5, 9, 13, 17
//I2C1 SDA に設定可能なピン : 2, 6, 14, 18, (26)
//I2C1 SCL に設定可能なピン : 3, 7, 15, 19, (27)
//()内のピンは、Qwiicと共通。基板をUSBを上方にした状態でI2C0は右側、I2C1は左側

#include <Wire.h>
#include <Adafruit_GFX.h>
#include <Adafruit_SSD1306.h>


#define PIN0_SDA 0
#define PIN0_SCL 1
#define PIN1_SDA 2
#define PIN1_SCL 3

#define SCREEN_WIDTH 128                //解像度 128 x 64 で使用します。
#define SCREEN_HEIGHT 64                //SCREEN_HEIGHTは 32 に設定することができます。

#define OLED_RESET     -1               //使用しないので -1を設定する。
#define SCREEN_ADDRESS1 0x3C            //I2Cアドレスは 0x3C
#define SCREEN_ADDRESS2 0x3d            //I2Cアドレスは 0x3d

Adafruit_SSD1306 display0_3c(SCREEN_WIDTH, SCREEN_HEIGHT, &Wire, OLED_RESET);     //I2C0の場合
Adafruit_SSD1306 display0_3d(SCREEN_WIDTH, SCREEN_HEIGHT, &Wire, OLED_RESET);     //I2C0の場合
//Adafruit_SSD1306 display(SCREEN_WIDTH, SCREEN_HEIGHT, &Wire1, OLED_RESET);     //I2C1の場合

                                        
void setup()
{
  
  // //I2C0の場合
  Wire.setSDA(PIN0_SDA);
  Wire.setSCL(PIN0_SCL);

  //I2C1の場合
  // Wire1.setSDA(PIN1_SDA);
  // Wire1.setSCL(PIN1_SCL);

  //I2C0 の OLED Address 3cの表示
  if(!display0_3c.begin(SSD1306_SWITCHCAPVCC, SCREEN_ADDRESS1)) {
    for(;;);
  }

  display0_3c.clearDisplay();               //何か表示されている場合に備えて表示クリア

  display0_3c.setTextSize(2);               //フォントサイズは2(番目に小さい)
  display0_3c.setTextColor(SSD1306_WHITE);  //色指定はできないが必要
  display0_3c.setCursor(20, 0);            //テキストの表示開始位置
  display0_3c.print(F("TAMANEGI"));         //表示文字列
  display0_3c.setCursor(15, 25);
  display0_3c.print(F("OLED 0.96"));
  display0_3c.setCursor(25, 45);
  display0_3c.print(F("SSD1306"));
  display0_3c.display();                    //バッファ転送(表示)

  //I2C0 の OLED Address 3dの表示
  if(!display0_3d.begin(SSD1306_SWITCHCAPVCC, SCREEN_ADDRESS2)) {
    for(;;);
  }

  display0_3d.clearDisplay();               //何か表示されている場合に備えて表示クリア

  display0_3d.setTextSize(2);               //フォントサイズは2(番目に小さい)
  display0_3d.setTextColor(SSD1306_WHITE);  //色指定はできないが必要
  display0_3d.setCursor(20, 0);            //テキストの表示開始位置
  display0_3d.print(F("tamanegi"));         //表示文字列
  display0_3d.setCursor(15, 25);
  display0_3d.print(F("oled 0.96"));
  display0_3d.setCursor(25, 45);
  display0_3d.print(F("ssd1306"));
  display0_3d.display();                    //バッファ転送(表示)

}

void loop()
{
}
結果(I2C0 GPIOピンを使用)

SSD1306のサンプルスケッチが動作しました。
OLED左側はI2Cアドレス 3C です。
OLED右側はI2Cアドレス 3D です。
Qwiic配線をジャンパワイヤに変換して接続しています。

SPI(ST7735)

説明

SPIを使ってST7735(LCD 1.8inch)モニタのサンプルを動作させます。

掲載以外の図形表示などのサンプルは以下のサンプルを参照してください。
ファイル(F) > スケッチ例 > Adafruit ST7735 and ST7789 Library > graphicstest

配線

本サンプルはSPI0を使用します。
配線は以下の表のとおりです。

MAKER NANO RP2040配線ST7735(1.8inch)
3.3VVCC
3.3VLED
GNDGND
GP1(SPI0 CS)CS
GP28Reset
GP27AO(DC)
GP3(SPI0 TX)SDA
GP2(SPI0 SCK)SCK
スケッチ
/**********************************************************************
【ライセンスについて】
Copyright(c) 2022 by tamanegi
Released under the MIT license
'http://tamanegi.digick.jp/about-licence/

【マイコン基板】
RP2040搭載基板で利用できます。
Cytron MAKER NANO RP2040

【スケッチの説明】
ST7735 LCDの制御をします。
SPIは SPI0とSPI1のどちらのサンプルも掲載しますが、
SPI1側はコメントアウトしますので、状況に応じてコメントを外してください。
※コメント検索 [SPI1の場合]

【ライブラリ】
Raspberry Pi Pico / RP2040 > Generic RP2040
Adafruit ST7735 and ST7789 Library
Adafruit GFX Library

【準備】
マイコン基板 <-> ST7735
3V3               <-> VCC
GND               <-> GND
GPIO1(SPI0 CS)    <-> CS
GPIO28            <-> Reset
GPIO27            <-> AO
GPIO3(SPI0 MOSI)  <-> SDA
GPIO2(SPI0 SCK)   <-> SCK

SPI1の場合
3V3               <-> VCC
GND               <-> GND
GPIO13(SPI1 CS)   <-> CS
GPIO28            <-> Reset
GPIO27            <-> AO
GPIO14(SPI1 MOSI) <-> SDA
GPIO15(SPI1 SCK)  <-> SCK

【バージョン情報】
2023/1/13 : 新規
**********************************************************************/

#include <Adafruit_GFX.h> 
#include <Adafruit_ST7735.h>
#include <SPI.h>

//SPI0の場合
#define TFT_CS          1   // CS
#define TFT_RST         28  // Reset 
#define TFT_DC          27  // DC
#define TFT_MOSI        3   // MOSI
#define TFT_SCK         2   // SCK

//SPI1の場合
// #define TFT_CS          13  // CS
// #define TFT_RST         28  // Reset 
// #define TFT_DC          27  // DC
// #define TFT_MOSI        15  // MOSI
// #define TFT_SCK         14  // SCK

//SPI0の場合
Adafruit_ST7735 tft = Adafruit_ST7735(&SPI, TFT_CS, TFT_DC, TFT_RST);
//SPI1の場合
//Adafruit_ST7735 tft = Adafruit_ST7735(&SPI1, TFT_CS, TFT_DC, TFT_RST);

void setup(void) 
{
  //SPI0の場合
  SPI.setTX(TFT_MOSI);
  SPI.setSCK(TFT_SCK);

  //SPI1の場合
  // SPI1.setTX(TFT_MOSI);
  // SPI1.setSCK(TFT_SCK);
  

  tft.initR(INITR_BLACKTAB);                  //Init ST7735S初期化
  
  tft.fillScreen(ST77XX_BLACK);               //背景の塗りつぶし

   //テキスト表示
  tft.setRotation(3);                         //画面回転
  tft.setTextSize(3);                         //サイズ

  tft.setCursor(0, 10);                       //カーソル位置                      
  tft.setTextColor(ST77XX_GREEN);             //緑
  tft.printf("TAMANEGI\n");

  tft.setCursor(0, 50);                       //カーソル位置                      
  tft.setTextSize(2);                         //サイズ
  tft.setTextColor(ST77XX_RED);               //赤
  tft.printf("1.8inch LCD\n");
  tft.setTextColor(ST77XX_YELLOW);            //黄
  tft.printf("Res=128 x 160\n");
  tft.setTextColor(ST77XX_BLUE);              //青
  tft.printf("ST7735\n");
}

void loop()
{
}
結果

ST7735のサンプルスケッチが動作しました。

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