RP2040搭載基板にRTROBOT製RP2040があります。
特別なペリフェラルを搭載しているわけではないですがGPIOを多く使える基板として紹介します。
この基板特有のペリフェラルはないため、スケッチの紹介はありません。
特徴
RTROBOT RP2040
RP2040搭載の基板としてはマイコンの機能をそのまま出力しているような基板です。
ユーザの使用できるLEDや内部温度モニタもなくGPIOを最も多く引き出している基板です。
主要項目 | RTROBOT RP2040 | Raspberry Pi Pico |
---|---|---|
接続 | Type C | Micro B |
フラッシュMemory | 16MB | 2MB |
ADC | 4 | 3 |
GPIO | 30 | 26 |
ボタン | BOOT RESET | BOOT |
LED | – | 緑(GP25) |
その他 | – | – |
ピン配置
外観
400穴のブレッドボードを使うと、左右は1れつずつしか使えません。
別のラインに引っ張るか、小型のブレッドボードを使って拡張して使用します。
使ってみて
Ali Express以外で見たことがないので入手性は悪いです。
GPIOの間にGNDピンが挟まっていないのでピンの数え間違えも少なく、シルクにピン番号が記載しているので作業しやすいです。
リセットボタンがあるだけで作業性もよいです。
RP2040の基本的な使い方を覚えるのにはよい基板だと思います。
RP2040搭載基板の中では大きい部類になるので、ブレッドボードが手狭に感じます。
準備
使い方はRaspberrp Pi Picoと同じですので、こちらのリンクを参照してください。
ライブラリ
Arduino IDEのボードマネージャからRaspberry Pi Pico用のライブラリのインストールとボードの選択をします。
検索 | RP2040 |
---|---|
ボードライブラリ | Raspberry Pi RP2040 Boards(x.x.x)※1 |
選択するボード | Raspberry Pi RP2040 Boards(x.x.x) > Generic RP2040 |
変更する設定 | Tools > Flash Size > 16MB(no FS) |
コメント
他のRP2040系基盤よりも大きいかわりに、ネジ止め用のホールが空いているというのは据付に便利そうです。
ピンも上向きに出して、ジャンパ線のメス端子を使って結線する使い方も、やりやすそうに見えます。
GPIOが30ポート全部使えることも含め、使いでのあるボードという印象を持ちました。
コメントありがとうございます。
サイズがネックですが、ピン配置も素直で拡張性に優れていると思います。
ねじ止め用のホールという視点で基板を見ていなかったので基板選定の視野が広がりました。