RP2040搭載基板の大きめの基板を入手しました。
試してみます。
紹介するもの
RP2040 Development board
基本的に面積の大きいRaspberry Pi Picoです。
特別な機能は見つかりません。
特徴
CPU | RP2040 ARM Cortex M0+ 133MHz |
接続 | Micro C Connector USB1.1 ホスト/デバイス両対応 |
Memory | SRAM 264KB フラッシュメモリ 4MB[2023/8/6 追記] |
ロジックレベル | 3.3V |
GPIO | 26 |
PWM | 26 (8bit 0 ~ 255) |
ADC | 3 (10bit 0 ~ 1023) |
UART | 2 |
I2C | 2 |
SPI | 2 |
その他のRP2040搭載基板の一覧
ピン配置
準備中。
Raspberry Pi Picoと同じ様です。
外観
Raspberry Pi Pico の2倍近い面積があります。
400穴ブレッドボードには収まりません。
左右のピンヘッダの間隔も2.54mmピッチ延長ではないようなので、ブレッドボードは結合しないで2枚使用します。
使ってみて
基本的にRaspberry Pi Picoです。
互換はありますが上位の性能、特性は見当たりません。
Arduino UNOのように追加の電源コネクタでもあればいいと思うのですが…
電流が多く流せる記載はあるので、これから調べます。
ピンヘッダは自分ではんだ付けをしていますが、Arduino Unoのようにピンソケットを取り付けたら実験はしやすいかもしれません。
準備
基板の初期化
1.RP2040 Develop board のBOOT SELボタンを押しながら、USBケーブルをパソコンに接続します。
2.パソコンの画面では、RP2040 Develop board をストレージとして認識します。
3.UF2ファイルを以下のサイトからダウンロードします。
4.ダウンロードしたファイル[adafruit-circuitpython-raspberry_pi_pico-ja-7.3.0.uf2]※をストレージ認識したRP2040 Develop board にドラッグ&ドロップする。
以上の作業でRP2040 Develop board はCOM認識されます。
今回ダウンロードしたuf2ファイルは、保存しておいてください。
RP2040 Develop board を初期化したいとき(今何のファームウエアが書かれているかわからなくなったとき)には、BOOTSELボタンを押しながら再起動することで、やり直しができます。
※2022/Jun 時点ではVersion 7.3.0
ライブラリ
ボードライブラリ
Arduino IDEのボードマネージャからRP2040 Develop board用のライブラリのインストールとボードの選択をします。
追加のボードマネージャのURL | https://github.com/earlephilhower/arduino-pico/releases/download/global/package_rp2040_index.json |
検索 | RP2040 |
ボードライブラリ | Raspberry Pi RP2040 Boards(x.x.x)※ |
選択するボード | Raspberry Pi RP2040 Boards(x.x.x) > Generic RP2040 |
モジュールライブラリ
モジュールを使用しない場合インストールの必要はありません。
機能/モジュール | ライブラリ名 | 検索 | 確認時のバージョン |
---|---|---|---|
SSD1306 | Adafruit SSD1306 by Adafruit | SSD1306 | 2.5.1 |
ST7735 | Adafruit ST7735 and ST7789 Library by Adafruit | ST7735 | 1.9.3 |
関連 SSD1306 ST7735 | Adafruit GFX Library by Adafruit | GFX | 1.11.3 |
基本スケッチ
タクトスイッチとLED点灯
説明
タクトスイッチを押下している間LEDは点灯します。
タクトスイッチを離すとLEDは消灯します。
スケッチ
/**********************************************************************
【ライセンスについて】
Copyright(c) 2022 by tamanegi
Released under the MIT license
'http://tamanegi.digick.jp/about-licence/
【マイコン基板】
RP2040 Develop Board
【スケッチの説明】
プルダウンしたピンの状態がHighならLEDを点灯、LowならLEDを消灯させます。
【ライブラリ】
Raspberry Pi Pico / RP2040 > Generic RP2040
【準備】
LEDは実装LEDを使用するため配線不要
GPIOn(LED) -> 保護抵抗(約200Ω) -> LED -> GND
3.3V -> タクトボタン -> GPIO28(INPUT)
ワイヤによる配線で行う場合は、保護抵抗の適値を求めて使用してください。
【バージョン情報】
2022/12/16 : 新規
**********************************************************************/
#define LED 0 //LED
#define BUTTON 28 //タクトスイッチ
void setup()
{
pinMode(LED, OUTPUT); //ピン出力設定
pinMode(BUTTON, INPUT_PULLDOWN); //プルダウンで入力
}
void loop()
{
int iStat = digitalRead(BUTTON);
digitalWrite(LED, iStat); //ボタンの状態をLEDに出力
}
結果
ボタンを押下することでLEDが点灯しました。
ボタンを離すとLEDは消灯しました。
PWM
説明
PWMを使ってLEDのフェード点灯(ゆっくり点灯させる)を行います。
スケッチ
/**********************************************************************
【ライセンスについて】
Copyright(c) 2022 by tamanegi
Released under the MIT license
'http://tamanegi.digick.jp/about-licence/
【マイコン基板】
RP2040 Develop Board
【スケッチの説明】
PWM出力でのフェード点灯(ゆっくり点灯)とフェード消灯(ゆっくり消灯)を行います。
【ライブラリ】
Raspberry Pi Pico/RP2040 > Generic RP2040
【準備】
実装LEDを使用するため配線不要
GPIOn(LED) - 保護抵抗(約200Ω) - LED - GND
ジャンパワイヤでLEDを点灯させる場合使用する抵抗値はLEDの適切な抵抗値を求めてください。
【バージョン情報】
2022/12/16 : 新規
**********************************************************************/
#define PWM 0 //PWM 出力pin
void setup()
{
pinMode(PWM , OUTPUT);
}
void loop()
{
for(int i = 0; i < 256; i ++)
{
analogWrite(PWM, i);
delay(2);
}
for(int i = 0; i < 256; i ++)
{
analogWrite(PWM, 255 - i);
delay(2);
}
}
結果
実装LEDがゆっくり点灯、ゆっくり消灯しました。
ADC
説明
ADCに入力された電圧を読み取りCOMに出力します。
電圧の入力にLOLIN32 Liteを使用します。
0~255(約3.3V) まで2msごとに1ずつ上昇し、255(約3.3V)~0までを2msごとに1ずつ下降する設定を繰り返します。
配線
RP2040-PICO-BOOT | 配線 | LOLIN32 Lite |
---|---|---|
GPIO28(ADC) | 赤 | GPIO26(DAC) |
GND | 黒 | GND |
スケッチ
/**********************************************************************
【ライセンスについて】
Copyright(c) 2022 by tamanegi
Released under the MIT license
'http://tamanegi.digick.jp/about-licence/
【マイコン基板】
RP2040 Develop board
【スケッチの説明】
入力された電圧を読み取ります。
【ライブラリ】
Raspberry Pi Pico/RP2040 > Generic RP2040
【準備】
RP2040 Develop board <-> LOLIN32 Lite
GPIO28(ADC) <-> GPIO26(DAC)
GND <-> GND
【バージョン情報】
2022/12/18 : 新規
**********************************************************************/
#define ADC 28
void setup()
{
Serial.begin(115200);
pinMode(ADC, INPUT);
}
void loop()
{
int iADC = 0;
//外部から入力された電圧を読み取り、結果をCOMに出力します。
iADC = analogRead(ADC);
Serial.printf("(ADC) = %d\r\n", iADC);
delay(2);
}
結果
入力した電圧を読み取った結果をグラフにしました。
電圧の変化は0V -> 3.3Vまでを約500msで上昇し、3.3V -> 0Vまで約500msで下降します。
ADC読み取り値は低値から高値まで直線でキレイな波形になっています。
オフセットもなくかなり正確に計測できています。
電圧と読み取り値の同期はできていませんが、参考程度に入力電圧を添付します。
UART
説明
UART0から読み取ったデータをUART1に送信します。
UART1から読み取ったデータをUART0に送信します。
配線
RP2040 Develop board | 配線 | FT232RL(1) | 配線 | FT232RL(2) |
---|---|---|---|---|
GP0(UART0 TX) | 黄 | RX | ||
GP1(UART0 RX) | 緑 | TX | ||
GP4(UART1 TX) | 赤 | 赤 | RX | |
GP5(UART1 RX) | 青 | 青 | TX |
スケッチ
/**********************************************************************
【ライセンスについて】
Copyright(c) 2022 by tamanegi
Released under the MIT license
'http://tamanegi.digick.jp/about-licence/
【マイコン基板】
Raspberry Pi Pico Develop board
【スケッチの説明】
UART0 と UART1の通信をします。
UART0から受信した内容をUART1へ送信します。
UART1から受信した内容をUART0へ送信します。
【ライブラリ】
Raspberry Pi Pico/RP2040 > Generic RP2040
【準備】
UARTの送受信にFT232RLを使用します。
FT232RLはUART0用と、UART1用の2個使います。それぞれを(1), (2)と識別します。
Raspberry Pi Pico Develop board <-> FT232RL(1)
GPIO0 (UART0 TX) <-> RX
GP1O1 (UART0 RX) <-> TX
Raspberry Pi Pico Develop board <-> FT232RL(2)
GPIO4 (UART1 TX) <-> RX
GPIO5 (UART1 RX) <-> TX
【バージョン情報】
2022/12/18 : 新規
**********************************************************************/
void setup()
{
//Serial は USB(COM)を使ったシリアル通信用オブジェクト
//Serial1は UART0の通信オブジェクト
//Serial2は UART1の通信オブジェクト
Serial1.setTX(0); //UART0はSerial1オブジェクトを使用します。
Serial1.setRX(1); //デフォルトではTX = 0, RX = 1
Serial2.setTX(4);
Serial2.setRX(5);
Serial1.begin(115200); //SerialオブジェクトはUART0 (COM)
Serial2.begin(115200); //Serial1オブジェクトはUART1
}
void loop()
{
if(Serial2.available() != 0) //UART1にデータがあれば、読み取った内容をUART0に送信
{
Serial1.write(Serial2.read());
}
if(Serial1.available() != 0) //UART0にデータがあれば、読み取った内容をUART1に送信
{
Serial2.write(Serial1.read());
}
}
結果
結果はTeratermを2つ起動して確認します。
1つはUART0 用で、もう一つはUART1用です。
結果は省略します。
UART0用のTeratermに入力された文字は、UART1用のTeraterm画面に表示されます。
UART1用のTeratermに入力された文字は、UART0用のTeraterm画面に表示されます。
I2C(SSD1306)
説明
I2Cを使ってSSD1306(OLED 0.96inch)モニタのサンプルを動作させます。
RP2040-PICO-BOOT では、I2Cが2系統あります。
決められた中から任意のピンに信号を出力することができます。
本サンプルではピン設定の仕方と簡単な表示を行っています。
各I2C系統での設定可能なピンはサンプルを参照してください。
掲載以外の図形表示などのサンプルは以下のサンプルを参照してください。
ファイル(F) > スケッチ例 > Adafruit SSD1306 > ssd1306_128x64_i2c
配線
本サンプルはI2C0を使用します。
配線は以下の表のとおりです。
RP2040 Develop board | 配線 | SSD1306(0.96inch) |
---|---|---|
3.3V | 赤 | VCC |
GND | 黒 | GND |
GP1(I2C0 SCL) | 青 | SCL |
GP0(I2C0 SDA) | 黄 | SDA |
スケッチ
/**********************************************************************
【ライセンスについて】
Copyright(c) 2022 by tamanegi
Released under the MIT license
'http://tamanegi.digick.jp/about-licence/
【マイコン基板】
RP2040搭載基板で利用できます。
RP2040 Develop Board
【スケッチの説明】
SSD1306 OLEDの制御をします。
I2Cは I2C0とI2C1のどちらのサンプルも掲載しますが、
I2C1側はコメントアウトしますので、状況に応じてコメントを外してください。
※コメント検索 [I2C1の場合]
【ライブラリ】
Raspberry Pi Pico / RP2040 > Generic RP2040
【準備】
マイコン基板 <-> SSD1306
3V3 <-> VCC
GND <-> GND
GP0(I2C0 SDA) <-> SDA
GP1(I2C0 SCL) <-> SCL
I2C1の場合
3V3 <-> VCC
GND <-> GND
GP2(I2C1 SDA) <-> SDA
GP3(I2C1 SCL) <-> SCL
【バージョン情報】
2022/12/16 : 新規
**********************************************************************/
//I2C0 SDA に設定可能なピン : 0, 4, 8, 12,
//I2C0 SCL に設定可能なピン : 1, 5, 9, 13,
//I2C1 SDA に設定可能なピン : 2, 6, 10, 14, 18, 26
//I2C1 SCL に設定可能なピン : 3, 7, 11, 15, 19, 27
//()内のピンは、LANを使わなければI2Cとして使用可能
#include <Wire.h>
#include <Adafruit_GFX.h>
#include <Adafruit_SSD1306.h>
#define PIN0_SDA 0
#define PIN0_SCL 1
#define PIN1_SDA 2
#define PIN1_SCL 3
#define SCREEN_WIDTH 128 //解像度 128 x 64 で使用します。
#define SCREEN_HEIGHT 64 //SCREEN_HEIGHTは 32 に設定することができます。
#define OLED_RESET -1 //使用しないので -1を設定する。
#define SCREEN_ADDRESS 0x3C //I2Cアドレスは 0x3C
Adafruit_SSD1306 display(SCREEN_WIDTH, SCREEN_HEIGHT, &Wire, OLED_RESET); //I2C0の場合
//Adafruit_SSD1306 display(SCREEN_WIDTH, SCREEN_HEIGHT, &Wire1, OLED_RESET); //I2C1の場合
void setup()
{
// //I2C0の場合
Wire.setSDA(PIN0_SDA);
Wire.setSCL(PIN0_SCL);
//I2C1の場合
// Wire1.setSDA(PIN1_SDA);
// Wire1.setSCL(PIN1_SCL);
if(!display.begin(SSD1306_SWITCHCAPVCC, SCREEN_ADDRESS)) {
for(;;);
}
display.clearDisplay(); //何か表示されている場合に備えて表示クリア
display.setTextSize(2); //フォントサイズは2(番目に小さい)
display.setTextColor(SSD1306_WHITE); //色指定はできないが必要
display.setCursor(20, 5); //テキストの表示開始位置
display.print(F("TAMANEGI")); //表示文字列
display.setCursor(30, 25);
display.print(F("RP2040"));
display.setCursor(25, 45);
display.print(F("Develop"));
display.display(); //バッファ転送(表示)
}
void loop()
{
}
結果
SSD1306のサンプルスケッチが動作しました。
SPI(ST7735)
説明
SPIを使ってST7735(LCD 1.8inch)モニタのサンプルを動作させます。
掲載以外の図形表示などのサンプルは以下のサンプルを参照してください。
ファイル(F) > スケッチ例 > Adafruit ST7735 and ST7789 Library > graphicstest
配線
本サンプルはSPI0を使用します。
配線は以下の表のとおりです。
RP2040 Develop board | 配線 | ST7735(1.8inch) |
---|---|---|
3.3V | 赤 | VCC |
3.3V | 赤 | LED |
GND | 黒 | GND |
GP1(SPI0 CS) | 黄 | CS |
GP28 | 青 | Reset |
GP27 | 橙 | AO(DC) |
GP3(SPI0 TX) | 緑 | SDA |
GP2(SPI0 SCK) | 紫 | SCK |
スケッチ
/**********************************************************************
【ライセンスについて】
Copyright(c) 2022 by tamanegi
Released under the MIT license
'http://tamanegi.digick.jp/about-licence/
【マイコン基板】
RP2040搭載基板で利用できます。
RP2040 Develop board
【スケッチの説明】
ST7735 LCDの制御をします。
SPIは SPI0とSPI1のどちらのサンプルも掲載しますが、
SPI1側はコメントアウトしますので、状況に応じてコメントを外してください。
※コメント検索 [SPI1の場合]
【ライブラリ】
Raspberry Pi Pico / RP2040 > Generic RP2040
Adafruit ST7735 and ST7789 Library
Adafruit GFX Library
【準備】
マイコン基板 <-> ST7735
3V3 <-> VCC
GND <-> GND
GPIO1(SPI0 CS) <-> CS
GPIO28 <-> Reset
GPIO27 <-> AO
GPIO3(SPI0 MOSI) <-> SDA
GPIO2(SPI0 SCK) <-> SCK
SPI1の場合
3V3 <-> VCC
GND <-> GND
GPIO13(SPI1 CS) <-> CS
GPIO28 <-> Reset
GPIO27 <-> AO
GPIO14(SPI1 MOSI) <-> SDA
GPIO15(SPI1 SCK) <-> SCK
【バージョン情報】
2022/12/16 : 新規
**********************************************************************/
#include <Adafruit_GFX.h>
#include <Adafruit_ST7735.h>
#include <SPI.h>
//SPI0の場合
#define TFT_CS 1 // CS
#define TFT_RST 28 // Reset
#define TFT_DC 27 // DC
#define TFT_MOSI 3 // MOSI
#define TFT_SCK 2 // SCK
//SPI1の場合
// #define TFT_CS 13 // CS
// #define TFT_RST 28 // Reset
// #define TFT_DC 27 // DC
// #define TFT_MOSI 15 // MOSI
// #define TFT_SCK 14 // SCK
//SPI0の場合
Adafruit_ST7735 tft = Adafruit_ST7735(&SPI, TFT_CS, TFT_DC, TFT_RST);
//SPI1の場合
//Adafruit_ST7735 tft = Adafruit_ST7735(&SPI1, TFT_CS, TFT_DC, TFT_RST);
void setup(void)
{
//SPI0の場合
SPI.setTX(TFT_MOSI);
SPI.setSCK(TFT_SCK);
//SPI1の場合
// SPI1.setTX(TFT_MOSI);
// SPI1.setSCK(TFT_SCK);
tft.initR(INITR_BLACKTAB); //Init ST7735S初期化
tft.fillScreen(ST77XX_BLACK); //背景の塗りつぶし
//テキスト表示
tft.setRotation(3); //画面回転
tft.setTextSize(3); //サイズ
tft.setCursor(0, 20); //カーソル位置
tft.setTextColor(ST77XX_RED); //赤
tft.printf("TAMANEGI\n");
tft.setTextColor(ST77XX_GREEN); //緑
tft.printf("TAMANEGI\n");
tft.setTextColor(ST77XX_BLUE); //青
tft.printf("TAMANEGI\n");
tft.setTextColor(ST77XX_YELLOW); //黄
tft.printf("TAMANEGI\n");
}
void loop()
{
}
結果
ST7735のサンプルスケッチが動作しました。
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