Arduino環境にRaspberryPi Picoが登場してからいくつかのジェネリックも登場しました。
RaspberryPi Picoとの比較とArduino環境でWaveshare製 RP2040-Plusを使ってみます。
紹介するもの
Waveshare RP2040-Plus
特徴
RaspberryPi Picoのジェネリック基板の中では最も互換性が高い上位モデルになると思います。
リセットボタンとLipoバッテリーコネクタ(PH1.27)が配置されることでユーティリティは優れています。
コネクタはTypeCですので安心して挿抜できます。
差分項目 | RP2040-Plus | RaspberryPi Pico |
---|---|---|
接続 | Type C | Micro B |
フラッシュMemory | 4MB | 2MB |
ADC | 3 | 3 |
GPIO | 26 | 26 |
ボタン | BOOT RESET | BOOT |
LED | 緑(GP25) | 緑(GP25) |
そのほか | Liboバッテリーコネクタ(PH1.27) (充電 1000mA) |
その他のRP2040搭載基板
RaspberryPi Pico互換基板の紹介
ピン配置
外観
使ってみて
ピン配置が完全互換であるために安心して使用することができます。
他にもRESETボタンがあるので、再起動が手早く行えることで重宝します。
数少ないバッテリーコネクタ搭載モデルであるため、バッテリーを使った組み込み用途に使用できます。
ジェネリック基板の中ではトップクラスに値段が高いので使用に躊躇してしまう。
準備
使い方はRaspberrpPi Picoと同じですので、こちらのリンクを参照してください。
ライブラリ
Arduino IDEのボードマネージャからRP2040用のライブラリのインストールとボードの選択をします。
検索 | RP2040 |
ボードライブラリ | Raspberry Pi RP2040 Boards(x.x.x)※1 |
選択するボード | Raspberry Pi RP2040 Boards(x.x.x) > Generic RP2040 |
変更する設定 | Tools > Flash Size > 4MB(no FS) |
基本スケッチ
動作するスケッチはRaspberryPi Picoと同じですので、そのほかのスケッチはこちらを参考にしてください。
LEDホタル
説明
今回、RP2040-Plusの特徴としてLipoバッテリーを使用します。
RaspberryPi Pico の紹介サンプルをLipoバッテリーで動作させてみます。
動作はアナログ出力を行います。
設定できる値は8bit(0~255)。
ゆっくり明るくして、ゆっくり暗くします。
スケッチ
void setup()
{
pinMode(25, OUTPUT);
}
void loop()
{
int i;
for (i = 0; i < 256; i ++)
{
analogWrite(25, i);
delay(2);
}
for (i = 0; i < 256; i ++)
{
analogWrite(25, 255 - i);
delay(2);
}
}
結果
USBケーブルからの給電で動作を確認した後、Lipoバッテリーにつなぎ変えました。
パソコンはもちろんスマホなどのモバイルバッテリーなどかさばる給電をしなくても、小型のLipoバッテリーで動作するために狭小での組み込みや設置場所への制約が緩和されます。
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