電子工作で使える電源、電源モジュール

コンピュータ、組み込み

マイコンの開発評価時はUSBから電源を供給します。
パソコンやコンセントの無い場所でも給電するための方法を紹介します。

今回紹介するもの

充電バッテリー

スマートフォン充電バッテリー

特徴

メリット
・容量が大きいので長時間駆動させたい場合に使えます。

デメリット
・いくらバッテリーの容量が小さくても手のひらサイズくらいは有るので、小型の組み込みには向かない。
・省電力マイコンでは自動的に電源を遮断するモデルがある。

画像左が10000mA、最大で2.1A出力、ダイソーで1100円です。
画像右が5000mA 太陽光パネル付き、ダイソーで1100円です。

ソーラーによる充電ができるものは、日の当たる場所であれば容量以上に長時間の稼働が期待できます。

乾電池式充電バッテリー

特徴

メリット
・安価で多少小型化ができる。

デメリット
・容量が小さいためにスマートフォンバッテリに比べると時間持ちが悪い。

ダイソーでもセリアでもそれぞれ扱っています。
大きさはそれほど変わらないので、色や形のお好みで。

USBから5Vの取り出し

CPUモジュールを直接組み込んだものや、電源のOFF/ONをしたいときにVin端子に5Vを供給したい場合など。

MicroUSB電源取り出しモジュール

充電バッテリーや、パソコンのUSBコネクタからUSBケーブルを引いてきますが、電源だけを取り出します。
取り出した電源にスライドスイッチなどを取り付けることでOFF/ONを行うことができます。

配線

5V取り出した配線上にスライドスイッチを配置します。

動作確認

5Vの出力を確認しました。
画像紹介と配線時のモジュールと電圧測定時のモジュールは違いますが、5Vの取り出しは同じです。
画像紹介は、データ線と電源を個別に取り出せるモジュールで、動作確認では電源だけを取り出すモジュールを使用しています。

マイコンボードのOFF/ON動作ができました。

画像左側がON 画像右側がOFFの状態

DC-DCコンバータ

Lipoバッテリーを使って小さな組み込みをするときに使用します。
電源供給ピンや表記、または駆動電圧はマイコンごとに異なりますので必ずマイコンの仕様を確認してください。

バッテリー5V変換モジュール

バッテリーから5Vに変換してUSBに出力します。
当サイトでもたびたび出てきますが、5V取り出しようのUSBコネクタを外して組み込みをしています。

配線

USBコネクタを外しています。
赤○が5V、黄色丸がGNDです。

動作確認

大体5V出ています。

参考:単4電池2本直列の電圧を図ると 約2.9Vでした。
小型DCDC変換モジュール

製品情報

入力電圧0.9 ~ 5V
出力電圧5V
入力電圧と出力電流1~1.5V -> 40 ~ 100mA
1.5~2V -> 100 ~ 150mA
2~3V -> 150 ~ 380mA
3V以上 -> 380 ~ 480mA

外観

配線

YD RP2040配線電池配線DCDC(5V)配線スライドスイッチ
VinP3
GNDGND
VI
VOP2

動作確認

大体5V出ています。


マイコンが動作しました。

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